毎年、優れた芸術文化活動を行った岡山県ゆかりの個人や団体を称える岡山芸術文化賞の表彰式がきのう(16日)、岡山市北区で行われました。表彰式には受賞した18の個人・団体が出席し、最高賞のグランプリには3人が選ばれました。

グランプリとなったのは国内最難関の音楽コンクールのバイオリン部門で2位となった東京藝術大学1年の青山暖さん、学生書道の大会・漢字部門で2年連続の大賞に輝くなどした明誠学院高校3年の森元陽莉さんのほか、映画「やまぶき」が日本映画で初めて「カンヌ国際映画祭ACID部門」に正式招待された真庭市の映画監督の山崎樹一郎さんが選ばれました。

(映画監督 山崎樹一郎さん)「芸術や文化活動というのは、地道でこれといった成果もはっきりしないことが多くあります。そんな中、このたび私たちを選考していただき、本当にありがとうございます」

準グランプリには電子楽器奏者で作曲家の薮井佑介さんら5人と1団体が選ばれています。

(電子楽器奏者 薮井佑介さん)「本当にうれしく思っています。音楽の可能性をどんどん世界中に伝えていけるアーティストになっていきたい」

また、きのう(16日)は文化振興の長年の功労者を称える岡山県文化賞の表彰式も合わせて行われ、岡山労災病院院長の伊達勲さんと、岡山県バレエ連盟会長の井上敬依子さんが受賞しています。