台風7号による記録的大雨で、土砂崩れや橋の崩落が相次ぎ、多くの孤立集落が発生していた鳥取県で、一部県道の全面通行止めが解除され、1500人近くの孤立が解消されました。
鳥取県鳥取市では15日、佐治で1時間雨量97.5ミリの観測史上最大を記録。降り始めから16日午前5時までの雨量も、平年8月の3倍近くとなる519.5ミリとなるなど、鳥取県東部を中心に記録的な大雨となりました。
鳥取県内では土砂崩れが相次いだほか、橋の崩落も相次いだことから、一時28集落で1800人以上が孤立していました。その後、最も孤立世帯が多くなっていた鳥取市佐治町内で、一部県道の土砂撤去が終わり、午後5時45分にこの県道の全面通行止めが解除されたことから、孤立が大幅に解消されました。
孤立が解消されたのは鳥取市佐治町内の16集落、673世帯、1485人などです。
これで鳥取県内で孤立状態となっているのは、午後10時時点で9集落、87世帯で152人となりました。