八甲田周辺などで建設が計画されている風力発電事業について、青森県内6市町が16日、事業者へ白紙撤回を求める意見書を提出しました。事業者側は現在行っている調査の結果を踏まえ、事業計画を見直すとしています。
意見書を提出したのは八甲田周辺にある青森市や十和田市、七戸町など6市町です。16日は各自治体を代表して、青森市の西秀記市長がユーラスエナジーホールディングスの諏訪部哲也社長へ仮称・みちのく風力発電事業の白紙撤回を求めました。
※青森市 西秀記 市長
「6つの市町の総意です。なにとぞ宜しくお願い致します」
ユーラスエナジーが進める仮称・みちのく風力発電事業は八甲田周辺が建設予定地に含まれていることから市民団体などから反対が相次ぎ、現在は当初の半分以下となる風車71基の建設を目指しています。地域別ではみちのく有料道路の南側で十和田八幡平国立公園周辺は最大33基、有料道路の北側では最大38基を想定しています。
ユーラスエナジーは3月から住民説明会を開き事業への理解を求めてきましたが、参加者からは八甲田からの水が流れ込む陸奥湾の生態系への影響が懸念されるとして事業の白紙撤回を求める声が相次いでいました。
※説明会の参加者は
「事業ありきで進んでいることが信じられなくて、とにかくやめていただきたい」
「青い森・青い海が売りのポイントだと思います。漁業の問題にしても打撃を与えると思います。ぜひやめていただきたい」
こうしたなか、今年6月に宮下宗一郎知事と青森市の西秀記市長がともに仮称・みちのく風力発電事業の白紙撤回を公約に掲げ初当選しました。そして16日、西市長は関係市町村の総意として事業の見直しを求めました。
※青森市 西秀記 市長
「不安の声がある中で、六つの市と町が同じ意見で白紙撤回を求めることにまとまったので、そこをしっかり考えてくださいと話しました」
※ユーラスエナジーホールディングス 諏訪部哲也 社長
「内容をですね、一つ精査させていただき、それに必要な調査を今後させていただいて、その結果をもって、当社の計画を見直し、その後見直し計画について改めて説明していただくさせていただくと、そういった誠意を持った説明をさせていただきたい」
ユーラスエナジーは事業を実施する前提条件として、「地元首長の了承」が必要としています。今後はこれまでに住民説明会であがった意見などをもとに風車の建設に伴う景観や水質への影響を調査していて、その結果を踏まえ事業計画の見直しをして公表したいとしています。














