夏の思い出、“手持ち花火”。
おすすめの花火は?長く楽しむ方法は?
花火コーディネーターに聞くプロの極意と、花火ができる場所を調べられる便利なアプリをご紹介します。

香る!踊る!プロ厳選「手持ち花火」

東京・浅草橋にある創業76年の『長谷川商店』。
店主の長谷川公章さんは、‟花火コーディネーター”を務めています。

花火コーディネーター 長谷川公章さん: 
店内に400~500種類ある中で、何を選んだらいいか分からない。
予算・人数・子どもはいるかなど細かく聞いて、シチュエーションに合わせて商品を選んであげる。

そんな長谷川さんが注目する手持ち花火を教えてもらいました。


【1】高速で色を変えながら回転!
『回転遊戯(2本入り)』550円〔稲垣屋〕

点火すると、先端が皿回しの皿のように回転する激しい花火です。

≪長谷川さんおススメポイント≫
大体一発目にこれをやった人は、腰が引けて後ろに下がっていく。リアクションを見るのが面白いです。

【2】5方向に足が広がりタコ踊る!
『たこおどり(1本)』330円〔三州火工〕

発売から40年以上経つという『たこおどり』は、長い棒を手で持ち、揺らしながら遊ぶ手持ち花火。さらに先端の花火が分かれて広がり、たこがが踊っているように見えます。

≪長谷川さんおススメポイント≫
令和の時代でも最先端でいける。業界の中のレジェンド。


【3】燃焼時間2分半!
『日本一ながーいスパーク(2本入り)』385円〔井上玩具煙火〕

長さ55センチで、燃焼時間は約2分半。
一般的な手持ち花火と比べると5倍も長く、湿度が高いときは4分以上も燃焼するそう。
煙が少ないタイプなので、顔が隠れず写真や動画撮影におすすめです。

≪長谷川さんおススメポイント≫
今、手持ちの花火の中で一番燃焼時間が長いタイプ

【4】スイカ型で香り付き!
『すいかはなび(1本)』550円〔井上玩具煙火〕

スイカの形がユニークでフルーツの香りがついています。
他にカレーやイチゴの香り付き花火もあります。

≪長谷川さんおススメポイント≫
袋を開けて香りを楽しんでから、花火として遊ぶタイプ。
小さい子どもに人気があります。


東京・浅草橋『長谷川商店』店主・花火コーディネーター 長谷川公章さん:
火を楽しむ、火薬で遊ぶことができるのは日本人の特権なので、夏の思い出になると嬉しいです。