また高知市で戦争を語り継ぐ集会が開かれ教諭らが戦争の悲惨さや平和教育について話をかわしました。「戦争を語りつぐつどい」は元教職員らで作る県退職婦人教職員連絡会が毎年終戦の日に開いています。

今回は戦争を語りつぐ元教諭や学生が意見を交わし、父親が義勇軍として満州に派遣されていたという女性は、義勇軍はどんな制度でどんな実態があったのかを加害の歴史も交えて語りました。

また日頃教壇に立つ教諭は、学校での平和教育の重要性を訴えていました。

小学校教諭 宮川真幸さん


(小学校教諭・宮川真幸さん)
「(子どもたちは)戦争が悲惨ということは感覚的にはすごくつかんでいます。感性がある子どもたちは、こういうものが許せないとか、戦争で虐げられた人への想像力を感じることができますので、いま教育現場で一番大事なのは想像力を持つこと。きちんと事実を事実として子どもたちに与えれば子どもたちは自分で頭で考えるので、考えることも学校の中で作っていくことなのかなと思っています。」

戦後生まれの世代が多くなっている今、参加した人たちは、戦争で起きた出来事に向き合う必要性を改めて感じていました。