先週9日から12日にかけて4年ぶりに通常開催されたよさこい祭り。大雨あり、暑さあり、涙あり、笑いありの盛りだくさんの4日間でした。「おかえり」の声であふれた今年のよさこい祭りを振り返ります。

(リポート:竹村総平)
「よさこい祭り本番2日目は強い日が差すコンディションになりました。踊り子たちはきょうは雨ではなく暑さに負けないような踊りを披露しています」

この日の高知市の最高気温は32℃。夏らしい天気の中、こちらも4年ぶりに復活した愛宕競演場では、踊り子たちが暑さを吹き飛ばすような踊りを披露し、「よさこいの夏」を満喫していました。

(踊り子)
「めちゃくちゃ暑いですけどやっぱりカンカン照りの方が楽しいですね」
「これがほんとのよさこいやなって4年ぶりに体感しています」
「楽しいです!話したことない人に『君が一番良かった』って言われて嬉しかったです」

(踊り子)
「人が多くてにぎやかで活気があふれていてお酒が一杯飲めるところが楽しいです!」

踊り子の熱気につられ、観客もどんどん盛り上がっていきます。

「みんな元気で踊り子的には晴れて良かったと思う」(観客)

(愛宕商店街振興組合 小野大典 理事長)
「本当にやってよかった。これをきっかけにコロナからいろいろあったのでみんなが元気になって、踊ってる方も顔がいきいきしているので、やっぱりこうじゃないと」

(リポート:尾上七海)
「高知大生の憩いの場が演舞場に大変身、高知大学演舞場です。学生さんから親御さんまで多くの人が駆けつけています」

高知大学演舞場は合計23チームが演舞を披露することになっていましたが1日目は台風の影響で中止に。

(よさこい祭り高知大学演舞場実行委員会 上野靖啓 委員長)
「2日できれば良かったがきょう一日で力を出し切りたい」

1日だけの開催となりましたが多くの観客が集まりキャンパスは熱気に満ち溢れました。

(踊り子)
「(友達も)見に来てくれて高知大学で来やすいと思うので友達がいっぱい見てくれるっていうのはいいなと思った」

(高知大生)
「いつもメインストリートで練習着を着て練習しているのを見てきたので、衣装を着ているのを見られて感無量」

本番2日目の夜ともなるとクライマックスに向けてますます踊りに熱が入っていきます。そして、注目の受賞チーム、金賞は十人十彩、ほにや、旭食品の3チームでした。

(踊り子)
「みんなで抱きしめあって、泣きながら本当に気持ちよく踊りました!」

そして、よさこい大賞はとらっくよさこい(ちふれ)!

前回通常開催だった、2019年から2回連続での受賞となりました。

(踊り子)
「もう最高です!めっちゃうれしいです!涙があふれてあふれて…(大賞だと)ずっと思っていました。もうどう考えても一番やなと」

最高です…

(川村浩平 代表)
「(70回の)記念すべき大会で、よさこいもできて大賞とれたのは本当にうれしく、とらっくよさこいのファミリーと一緒に大賞をとれたのは本当に最高の思い出です」

12日の全国大会には受賞チームに加え、県外・海外チームも参加。合わせて71チームが華やかな踊りを披露しました。

後夜祭では4年ぶりの総踊り!

来年も賞とるぞ!
「本当に意味が分からないくらい楽しかった。やっと高知に夏が帰ってきたなという感じ」
「今までにないくらいめちゃくちゃ楽しくて最高でした」

(踊り子)
「街みんなが一体となって元気にしていく。みんなでお祭りを仕上げていく、作っていくのがいいところだと思う」
「一緒に声をかけてくれたり手拍子をしてくれたりというのがすごく元気になるし、一緒によさこいを楽しんでいるという感じが高知のみんなで楽しくできるところが魅力だと思う」

(踊り子)
「4年間待ち望んだという感じなのでしっかり心の底から楽しめた。練習の時点でわくわく感があって本番観客の目の前で踊るというのが楽しいなというのを実感した」

様々な人が待ち望んだ4年ぶりの「よさこいの夏」。たくさんの「おかえり」に迎えられながら踊り子たちは最高の瞬間を楽しみました。踊る人も見る人も支える人も、みんなが楽しんだよさこい祭り。高知の風物詩が再びスタートを切った夏でした。