8月15日は終戦の日。東京での全国戦没者追悼式に参列する高知県遺族団の結団式が高知市で行われました。
全国戦没者追悼式に参列するのは、19歳から86歳までの33人です。高知市で行われた結団式では、大石綏子さんが「ふるさと、家族の幸せを思いながら、なくなった父や祖父が報われる世界にしなければならない」と述べました。
県によりますと、遺族団の平均年齢は73・8歳で、参列する人数はコロナ禍前の半分ほどだといいます。終戦から78年経ち、戦争の悲惨さを次の世代にどう語り継ぐかが課題です。
(父が戦死 和田富雄さん〔86〕)
「私らの(代で)終わったら、そこで戦争の苦しみや悲しみが分からなくなる。後継者に伝えていかないといけない」
(曾祖父が戦死 對馬妃那さん〔19〕)
「祖父が一昨年になくなって、伝えることができなくて、その気持ちを受け継いでいきたいと思い祖母と参加した。こういうことがあったよと私の子どもに語り継げたらいいなと思う」
式の後、遺族団は東京へ出発しました。全国戦没者追悼式は、15日午前11時51分に日本武道館で開かれます。














