強い勢力で紀伊半島に上陸へ いつ・どこで雨風強まる?

気象庁進路予想(13日午後3時発表)

台風7号は15日(火)朝に強い勢力で紀伊半島に上陸、近畿地方を北上して日本海へ抜けるルートでほぼ固まりました。欧米の海外予報モデルも同様の傾向を示し進路のブレ幅は小さくなっています。

14日夕方に気象庁が発表した台風に関する情報でも厳重に警戒するよう呼びかけています。

強い台風第7号は、15日は近畿地方から東海地方にかなり接近し、上陸するおそれがあります。東日本や西日本では、暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、高波に警戒してください。また、近畿地方では高潮に厳重に警戒してください。

近畿地方では15日午後にかけて、東海地方では15日夜にかけて、関東甲信地方では14日夜から15日午前中にかけて、四国地方では14日夜から15日午後にかけて、中国地方では15日午前中から15日午後にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

<暴風・高波>

東日本から西日本では15日にかけて非常に強い風や猛烈な風が吹いて、大しけとなるでしょう。特に東海地方や近畿地方の陸上では、15日未明から明け方にかけて、飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。

<大雨・雷・突風>
東日本から西日本では15日にかけて、太平洋側を中心に、雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

関西を縦断 雨・風シミュレーションは

15日(火)朝には上陸して比較的ゆっくりとした速さで関西を北上していく予想です。ただ影響は近畿だけにとどまりません。どの地域が、いつのタイミングで風や雨が強まる可能性があるのでしょうか。

気象庁が発表している風や雨の予想とともに、シミュレーション結果の一つで解像度の高いMSMモデルの結果を参考に見ていきます。

14日(月)夕方~

最大風速(最大瞬間風速)(14日)
東海地方、近畿地方 
  30メートル(45メートル)
四国地方      
  23メートル(35メートル)