アメリカ・ハワイ州のマウイ島で起きた山火事の犠牲者は67人に増えました。こうした中、複数のアメリカメディアは、火災発生時に警報のサイレンが作動しなかった可能性があると伝えています。

CBSテレビなどによりますと、ハワイ州マウイ島には65か所に火災などを知らせるサイレンが設置されています。しかし、8日に火災が発生した当時、いずれも作動した記録が残っていないということです。

一方で、携帯電話などへ緊急情報を送るシステムは作動していたと伝えています。

地元当局は11日、この火事による死者が67人に増えたと発表。今も連絡が取れない人が1000人ほどいるとの情報もあり、サイレンが作動しなかったことが被害拡大につながった可能性もあります。