非常に強い台風7号は小笠原諸島近海をゆっくりした速さで北上していて、週明けのUターンラッシュに列島を直撃するおそれが強まっています。
気象庁によりますと、非常に強い台風7号はきょう午前9時現在、小笠原諸島の父島の北およそ170キロの海上をゆっくりとした速さで北西へ進んでいます。
中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
伊豆諸島の八丈島では台風の接近に備え、船が沖に流されないようロープで岸にくくりつけて固定されていました。
地元の漁師
「波が出ると怖いから(船を)あげてはいる。もったいないかなって、せっかく今、島にお客さんが戻ってきてくれて」
台風7号は日本の南を北上し、来週15日ごろに強い勢力を保ったまま東日本や西日本にかなり近づくおそれがあります。
お盆の帰省ラッシュと重なり、交通機関への影響も予想されています。
JR各社によりますと、各新幹線はきのうが下りのピークでしたが、東海道新幹線ではきょう午前、一部の列車で自由席の乗車率が最大で130%となっています。一方、JR東日本によりますと、東北新幹線などに目立った混雑はありません。
台風7号接近に伴い、JR各社は各新幹線に加え在来線でも計画運休や急きょ運転を見合わせる可能性があるということで、注意を呼び掛けています。
続いて空の便です。国内線はきのうが下りのピークとなっていて、上りのピークは日本航空が15日、全日空が16日と17日になる見込みです。
また、高速道路下りでは午前11時現在、▼中央自動車道相模湖インターチェンジ付近を先頭に17キロ、▼関越道高坂サービスエリア付近を先頭に17キロの渋滞となっています。
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