台風7号はきょう夕方、小笠原諸島に最も接近。父島では最大瞬間風速31.2メートルを観測しました。週明けのお盆には本州に直撃の可能性もあり、警戒が必要です。

台風7号はけさ、「非常に強い」勢力へと変わり、小笠原諸島に接近しています。中心付近の最大風速は45メートル。最大瞬間風速は65メートルと予想。スピードはジョギングする程度とノロノロと進んでいます。

暴風域に入った父島では、きのうから物置を紐で縛り、くくりつけるなど、台風への備えが始まっていました。

「あさ一番の港の様子です。街中でも風が強くなって、雨が降ってきました」

これはけさの父島の様子。徐々に雨・風が強くなっています。

きょう、暴風域に入った小笠原諸島・父島。午後0時半ごろに、最大瞬間風速31.2メートルを観測。あすにかけて、猛烈な風が吹くおそれも…

心配なのはこれだけではありません。父島では物資などを運ぶ定期便がきのうから欠航。こちらの宿泊施設には、足止めを余儀なくされている観光客が10人ほどいるそうで…

ハートロックヴィレッジ 竹澤博隆さん
「日に日に食材が減ってくるんですね。スーパーからはどんどんそういう商品が減ってくるので、最終的には缶詰とかしか残っていないような状態に」

今後、台風7号は強い勢力を維持して北上。東京からおよそ300キロ離れた八丈島ではきょう、台風への備えが進んでいました。

街のスーパーを訪れると、野菜や肉など食材のコーナーがガラガラに。船が入港しなかったため、売り切れてしまったそうです。

地元の人
「3連休はもう野菜なしで過ごそうかな」

本州にはお盆のUターンラッシュ中に直撃するおそれがでてきていますが、街では…

40代男性
「九州や沖縄もあるので不安ですよね。ただ備えは必要かなと。今、あんまり出来ていないので、お盆休みの間にしようかなと」