有識者などでつくる大分地方最低賃金審議会は最低賃金を過去最大の上げ幅となる45円引き上げ、時給899円とするよう大分労働局の局長に答申しました。

10日は大分地方最低賃金審議会の井田雅貴会長が大分労働局を訪れ、佐藤広道局長に県の最低賃金を時給899円に改定するよう答申しました。

現在の最低賃金は時給854円で、45円の引き上げは前年度からの引き上げ額32円を上回って県内では過去最大の上げ幅となっています。

最低賃金をめぐっては、国の中央最低賃金審議会が県の引き上げ額を39円とする目安を答申していましたが、物価上昇の影響なども踏まえ、それを6円上回りました。

この最低賃金は異議申し立てなどの手続きを経て、最短で10月6日から改定される見通しです。