被災者に車を無償で貸し出す支援を続けてきた宮城県石巻市の団体が10日、大分県庁を訪れ、活動への協力を呼びかけました。
10日は「日本カーシェアリング協会」の吉澤武彦代表理事が県庁で会見を開き、支援で活用する車の寄付を呼びかけました。
この団体は2011年の東日本大震災後に宮城県石巻市で設立され、全国から寄付された車を被災した人たちに無償で貸し出す活動に取り組んでいます。
会見では吉澤代表が今年に入って、全国で災害が相次ぎ車が不足していると説明。7月の記録的な大雨で被災した秋田市や福岡県久留米市を中心に200人以上が貸し出しを待っているということです。
(日本カーシェアリング協会・吉澤武彦代表理事)「再建に向けてのいろんな物事が車がないことによって滞ってしまう。こういう助ける手段があることを知って欲しい」
募集しているのは安全な走行に支障がない車検付きの車で50台の確保が目標です。寄付は協会のホームページで受け付けています。