新潟県内は10日も各地で危険な暑さとなり、40度近くまで気温が上がったところもありました。11日もフェーン現象の影響で各地で最高気温39℃と予想されています。
台風6号の影響で南側から風が吹き込むフェーン現象によって、新潟県内は10日も気温が上がりました。各地の最高気温は三条市で39.6度、糸魚川市で39.3度、上越市 大潟で39.0度など、新潟県内28の観測地点のうち22地点で35度以上の猛暑日となりました。

【三条市民】
「暑いけど、それなりに夏を楽しんでいます。暑いなりに」
「焼けたくないのでなるべくひなたを避けて」
こうした中、最高気温38.1℃を観測した新潟県長岡市では、雪国・新潟ならではの“ある方法”で街ゆく人に涼を届けます。

【記者リポート】
「それがこちら、消雪パイプです。活躍するのは冬だけではありません!1.4メートルほどの高さでは、最大1.7度、温度が下がるということです」

JR長岡駅前の大手通りで行われている消雪パイプを使った『打ち水作戦』です。

長岡市によりますと、2017年に行った実証実験ではこうして水をまくことで、路面の表面温度が10℃ほど下がりました。

今年は当初、行う予定はありませんでしたが、ここ最近の記録的な暑さで緊急的に実施が決まったということです。
【長岡市の高校生】
「(暑さで)外に出るのもつらい感じ。(消雪パイプで)体感は涼しくなります」
【加茂市から】
「あんまり効果ないのかなと思いながらも、やっぱりこうやって水があったほうが涼しく感じます」
【秋田県から】
「効果はあると思うんですけど、それをしのぐ暑さではあるなと」
新潟県内は11日も厳しい暑さが続きそうです。
最高気温は長岡市と上越市高田で39度、新潟市中央区で38度、佐渡市相川で36度と予想されています。

気象庁と環境省は11日も、「10日連続」となる熱中症警戒アラートを発表し、外出をなるべく避け涼しい環境で過ごすよう呼びかけています。
