内閣府が発表した街角の景気実感を聞く調査で、5月は「景気は緩やかに持ち直している」とし、2020年1月から続いていた新型コロナの記述がなくなりました。
「景気ウォッチャー調査」は、景気に敏感なホテルや百貨店、タクシー運転手などに3か月前との比較で景気の実感を聞く調査です。
景気の現状を示す指数は、前の月より3.6ポイント上昇し「54.0」でした。小売り、飲食などの家計関連、企業関連、雇用関連のすべてで景気指数は改善しました。特に飲食関連は前の月と比べて9.4ポイント増の高い伸びでした。
「ゴールデンウィークで土産を購入する客が多く見られた」(百貨店)といった声や「夜の客が少しずつ戻って売り上げも助かっている」(タクシー運転手)といった声がありました。
2~3か月後の景気の先行きについても2.2ポイント改善し「52.5」となりました。
景気ウォッチャーの見方から「新型コロナ」の記述がなくなり、「景気は緩やかに持ち直している」とした上で、先行きについては「ウクライナ情勢や中国におけるロックダウンに伴う影響も含めコスト上昇等に対する懸念がみられる」としています。
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