この秋はクマの出没に要注意です。クマの餌となるブナの実が多くなっているかどうか調査が行われ、この秋は「凶作となる見込み」と新潟県が発表しました。

これは新潟県が先月、佐渡市と粟島浦村を除く山間部158か所でブナの実がなっているかどうかを目視で調査したものです。調査結果は「豊作」「並作(なみさく)」「不作」「凶作」の4段階で示しますが、今年の秋のブナの実は県内全体で凶作と予測されるということです。

地域別で見ますと、下越は、わずかに実がなっている「不作」中越、魚沼、上越は「凶作」です。
【新潟県鳥獣被害対策支援センター 葉葺久尚 副所長】
「冬眠前に、ツキノワグマがえさを求めて人里に出没する可能性が高くなるものと考えられます」
さらに「昨年度」のブナの実が多くなっていたかも重要なポイントなのです。