夏の甲子園で6日、2年連続で初戦を突破した福島県代表の聖光学院は8日、2回戦に向けて練習を再開しました。次の相手は、去年の王者・仙台育英です。強力投手陣に勝利するには、打線の爆発が欠かせません。

高橋広季アナウンサー「曇り空で少し涼しさを感じる兵庫県西宮市のグラウンドです。こちらでは、選手たちの「おりゃー」「OK」といった元気な声が響いています。」

初戦の快勝から2日。聖光学院は、2回戦に向けて8日に練習を再開し、試合形式の実践的な練習に多くの時間を費やしました。

聖光学院の次の対戦相手は、去年、東北勢として初優勝を果たした宮城の仙台育英。聖光にとっては、去年、準決勝で敗れた因縁の相手です。

今年の仙台育英は、泉崎村出身の湯田統真投手をはじめ、最速150キロ以上の投手陣通称「150キロトリオ」を擁しています。打撃陣も初戦の浦和学院戦は、19安打・19得点と大爆発。この強力打線を相手に、聖光の投手陣がどれだけ抑えられるかがカギとなりそうです。

聖光学院・斎藤智也監督「勝つとすると7対6とか6対5というスコアになると思う。ロースコアで勝つことは考えられないので。樽川が火を吹き始めると相手の脅威になる」

高橋アナ「次の仙台育英戦で打線のカギを握るのが、5番を打つ須賀川市出身の樽川遥人選手です」

樽川選手をはじめ、聖光打線が育英の150キロトリオを攻略し、「打ち合い」に持ち込めるかが勝敗を分けるポイントとなりそうです。

聖光学院・樽川遥人選手(須賀川市出身)「本当に今までやってきたピッチャーより球速があるので、とにかくコンパクトにチームバッティングを意識したい。最後まであきらめず一瞬一瞬やっていきたい」

3回戦進出をかけた仙台育英との試合は、12日(土)の第4試合の予定です。