連日の暑さにより新潟県内では川の渇水や水不足の影響が出始めています。新潟県妙高市を流れる矢代川でも水量が減り、川底があらわになっています。新潟県は緊急で情報連絡会議を開き対応を確認しました。
【記者リポート】
「妙高市矢代川です。通常はこちらの緑のラインまで水位がある川ですが、すっかり干上がってしまっています」

妙高市を流れる矢代川。
連日猛暑が続いている影響で水量が減り、川というよりも「水たまり程度の水」しかありません。

【地元の人】
「川があったとは思えないくらい干からびている」
「心配ですね、農作物とかも何かと水がないと、我々の生活は回らないなと思うので」
水道水のほか、農業用水の水源にもなっている矢代川は例年、夏場は水の量が減るものの「ここまで深刻な状況にはならない」といいます。

【妙高市上下水道局 松木博文 局長】
「7月21日に梅雨明けして以降、高温と雨が降らない状況が続いて、今現在、予備水源ということで地下水、井戸水で補っているという状況」

矢代川の渇水を受け、妙高市は新井地域のおよそ9000戸を対象に5年ぶりに上水道の節水を呼びかけています。ただ、今後も雨が降らず予備水源も枯渇した場合には、市民生活にさらなる影響が出る恐れも…