山梨県韮崎市では、県内で最も早くリンゴの収獲が始まり、猛暑の対策を万全に行なって甘酸っぱいリンゴに仕上がっています。

韮崎市のリンゴ畑に真っ赤に実った「つがる姫」です。

通常、リンゴは9月から10月にかけて収獲が始まりますが、韮崎市内の農家は長野など他の産地より暖かい気候を生かして、真夏に実る夏リンゴを栽培しています。

リンゴ農家 三浦英紀さん:
全国的には早いと思います。他の産地よりも早く出荷してますので。

今年は猛暑で夜も気温が高いことから、夜に水をまくなど様々な対応をしています。

リンゴ農家 三浦英紀さん:
枝の部分をまわして、ちゃんと色が均等になるようにやっている。

こうした結果、今年の生育は順調で、糖度が12度から13度の甘酸っぱいリンゴに仕上がったということです。

収獲したリンゴは、韮崎市内のJA共選所で4つの等級に分けられ、主に首都圏や関西に出荷されます。

リンゴ農家 三浦英紀さん
食べた時にシャキシャキしてて甘酸っぱくておいしいので、「ふじ」にはない食感を楽しんでもらいたい。

「つがる姫」の収穫は今週末まで行われ、県内ではJA梨北の直売所で販売されます。