■MLB エンゼルス 2-3 マリナーズ(日本時間7日、エンゼル・スタジアム)
エンゼルス・大谷翔平(29)は本拠地で行われたマリナーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。2試合ぶりのヒットを放ち4打数1安打2三振、打率は.306となった。
泥沼の5連敗でワイルドカード争いも3位のブルージェイズに6ゲーム差をつけられているエンゼルス。6日(日本時間)の試合後、ネビン監督(52)は「確かに敗戦、失望、痛みはある。今は厳しい状況だ。しかし、最後の30試合で、野球にまつわるいろいろなことが起こった」とプレーオフ進出に向けコメントした。
故障者続出でチームを牽引する大谷、マリナーズの先発は今季5月にメジャーデビューを果たしたB.ミラー(24)。1点を先制された1回の第1打席、カウント1-0から低め156キロのストレートを捉えセンター前へ2試合ぶりのヒット。完璧な当たりも打球が上がらなかった。大谷のヒットからチャンスを作り4番・M.ムスタカス(34)のタイムリー2ベースで大谷が同点のホームを踏んだ。
3回の第2打席、カウント0-2と追い込まれると3球目内角低め140キロのスライダーを打ちに行くと右足つま先に自打球。前日6日(日本時間)と同じ右足に当たり痛みを堪え、バットを小さく数度叩きつけた。続く4球目141キロのスライダーに右足が踏ん張れず空振り三振。ベンチに戻る時もやや足を引きずって戻っていった。
1対1と同点で迎えた5回、2死走者なしの第3打席、第2打席の空振り三振を見たマリナーズバッテリーは内角低めのスライダー勝負、2球で2ストライクに追い込まれると4球目も真ん中低め140キロのスライダーで空振り三振。全球スライダーでこの試合2個目の三振となった。
2対2の同点の8回、1死走者なしで迎えた第4打席、マリナーズ4人目、J.トーバ(32)と対戦。大谷の長打を警戒してコーナーを攻めたがカウント3-1とボールが先行。するとキャッチャーがすぐにマウンドへ行ってピッチャーと攻めの確認。大谷には細心の注意を払って攻めた。5球目は外角低め141キロのチェンジアップでセカンドゴロに打ち取られた。
大谷は4打数1安打で打率は.306、マリナーズ4連戦は徹底マークにあって14打数3安打7三振、打率.214と抑え込まれた。エンゼルスは延長10回、マリナーズに勝ち越され敗戦。今季ワーストタイの6連敗となった。