西アフリカのナイジェリアから新天地を目指した密航者たちが隠れていたのは、意外なところでした。

巨大な貨物船の船尾に近づいていくと…海面すれすれの「舵」の上に人がまたがっています。

ロイター通信によりますと、ブラジル東部の港湾都市ヴィトリア沖で、先月、ナイジェリアを出発してヨーロッパを目指していた密航者4人が地元警察に助け出されました。

密航者らは出港当時から「舵」の部分に隠れていて、助け出されるまでの14日間は足元をクジラやサメが泳ぐ危険なものでした。また、持っていた食料がなくなると海水を飲んでしのいでいたといいます。

助け出されたローマンさん
「(救助にきた警察に)『まず、ここがどこか分かるか』と聞かれ、『知らない』と答えると『ブラジルだよ』と」

4人は、経済的な苦境や治安の悪さからナイジェリアを出る決意をしましたが、目指していたヨーロッパに到着できなかったと知った2人は帰国。残る2人はブラジルで難民申請をしているということです。