中国政府は、オーストラリア産の大麦に対して80%を超える高い関税を課す措置を、5日から撤廃すると発表しました。外交関係の改善を図り、経済の回復につなげる狙いとみられます。

オーストラリアが3年前、新型コロナウイルスの発生源について独立した調査が必要だと表明したことをきっかけに、中国とオーストラリアの関係は急速に悪化。中国は2020年5月からオーストラリア産の大麦に対し、80.5%という高い関税を課してきました。

これについて、中国商務省は4日、「中国の大麦市場の状況が変わったため措置を続ける必要がなくなった」として、高い関税を課す措置を5日から撤廃すると発表しました。

オーストラリアとの関係を改善するとともに、回復が遅れている経済の再生にもつなげる狙いとみられます。

また、ロイター通信によりますと、オーストラリアのウォン外相は「オーストラリアの生産者と中国の消費者にとって正しい結果だ」と述べ、措置の撤廃を歓迎する意向を示しました。