北海道インターハイ、4日は、ボクシング競技の決勝が行われ、宮崎県勢が2階級を制覇しました。現地からスポーツ担当・大田愛理リポーターの報告です。
(大田愛理リポーター)
「札幌で時を刻み続けている時計台。きょうはボクシング決勝、日章学園の2人が優勝の二文字を刻みます!」
全8階級の決勝が行われたボクシング競技。宮崎県勢は日章学園から2人が決勝に臨みました。
親子2代でのインターハイ制覇 フライ級・圖師安蓮選手(日章学園)
フライ級、2年の圖師安蓮(あれん)。
相手は去年の学校対抗で優勝した強豪、大阪・興国高校の選手です。
会場には、自身もボクシングでインターハイ王者に輝いた経験がある父・安徳さんも駆けつけました。
(父・安徳さん)
「やっぱり思い出しますね。見ていて緊張する。親子2代でインターハイのチャンピオンとってもらいたい」
圖師は序盤、相手に対策され得意のジャブが当たりません。
しかし、続く2ラウンドはカウンターなどでポイントを重ねていきます。
いろんな方向からリズムを組み立て、試合を進めた圖師。3対2で競り勝ち、親子2代でのインターハイ優勝を成し遂げました。
(日章学園 圖師安蓮選手・2年)
「今までにないくらいの強い気持ちで挑めた。お父さんと記録が並んだので、次の国体や選抜(大会)で父の記録を超えられるように頑張りたい」
悲願の初優勝 ライトウェルター級・吉住将丈選手(日章学園)
ライトウェルター級には、3年の吉住将丈が登場。
吉住は去年のインターハイ決勝で敗れた悔しさを胸にこの舞台に挑みます。
会場には、指導者でもある父・康史さんも駆けつけ、エールを送ります。
1ラウンドは、独特なフットワークの相手になかなか技が決まりません。
2ラウンド目からはギアを上げ、リーチの長さを生かしたボクシングを展開。
徐々に相手のスピードに対応していきます。
こちらも結果は判定へ。
最後のインターハイでリベンジを果たした吉住。悲願の初優勝を父に報告しました。
(日章学園 吉住将丈選手・3年)
「3年生みんなの分まで自分が背負って、しっかり勝とうと思って挑んだ。悔しい思いをしてきたが、最後に勝った人が一番強いと思っているので、本当にきょう勝ててよかった」
カヌー競技は5競技で優勝
カヌー競技では、男子カナディアンフォア500mで宮崎工業(西 良偉・川越眞大・亀長翔亜・小牟田龍星)が優勝。
男子カナディアンペア500mで宮崎工業の亀長翔亜・西 良偉ペアが優勝しました。
さらに、女子カヤックフォア500mで宮崎商業(村橋穂香・鳥原菜奈美・若松 澪・夏井紫帆)が優勝。
女子カヤックペア500mで宮崎商業の村橋穂香・鳥原菜奈美ペアが優勝しました。
また、公開種目の女子カナディアンシングル500mで、宮崎商業の有田和華子が優勝しました。