宮崎県日南市の酒谷川では、江戸時代の高僧をしのぶ灯ろう流しが、3日夜行われました。

酒谷川の灯ろう流しは、江戸時代、日南市飫肥にある願成就寺の住職だった祐遍和尚をしのんで、毎年、命日の8月3日に行われています。

美男子でもてはやされた祐遍和尚は、自ら顔に熱湯を浴びて修行に励んだと伝えられていて「赤面法印」と呼ばれています。

3日夜は、読経があげられる中、地元住民がそれぞれの願いを込めたおよそ250個の灯ろうを川に流していきました。

(参加者)
「(初盆)のおばあちゃんに届きますように」
「交通安全を願って流しました」

川面に揺れる灯ろうの淡い光は。それぞれの願いをのせ、幻想的な雰囲気をかもし出していました。