■MLB エンゼルス 3-5 マリナーズ(日本時間4日、エンゼル・スタジアム)

エンゼルス・大谷翔平(29)が本拠地で行われたマリナーズ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場し、1点リードで迎えた8回の第4打席で、6試合ぶりの40号ソロを放った。46発をマークした21年以来、自身2度目となる大台の40本塁打に到達した。40号到達は今季両リーグ最速で、シーズン58本ペースに。

マリナーズ3人目のI.キャンベルを相手に、カウント2-2と追い込まれてから6球目を捉え、ライトスタンドに突き刺さる豪快アーチとなった。二刀流試合での本塁打は今季6本目。第1打席はライトへのヒットで8試合連続ヒットを記録、第2打席は四球だった。第3打席はカウント3-0で申告敬遠。

本塁打争いは、リーグ2位のR.ロバートJr.(26・ホワイトソックス)の29本に対し、11本の大差をつけ、依然としてキング独走状態。また、MLB通算は167本塁打となり、日本人通算トップの松井秀喜(175本)に残り8本に迫った。

7月は2勝、9本塁打で2か月連続の月間MVPを獲得した大谷だが、投手としてこの日は、4回まで59球を投げたが右手と右手の指の痙攣で降板。史上初となる「2年連続の2桁勝利&2桁本塁打」に王手をかけていたが、次回以降に持ち越しとなった。

エンゼルスは2点リードの9回に逆転満塁ホームランを浴び、3連敗となった。6回に大谷の四球と盗塁から同点に追いつくと、4番M.ムスタカス(34)のタイムリーで勝ち越しに成功し、大谷の40号で3-1としたが逃げ切れなかった。