高知県安芸市で青ユズの収穫が最盛期を迎えています。農家の人たちは厳しい暑さの中、朝から収穫作業に追われています。
青々とした実のユズ。JA高知県安芸地区では青ユズの生産量・出荷量ともに全国一を誇ります。収穫は7月上旬から始まっていて、安芸市では12~13軒の農家が栽培しています。
青ユズは熟す前の若い果実で、1年間、ユズの収穫量を維持するために栽培されています。今年は例年並みの20万個を出荷する見込みで、適度な雨と日射に恵まれたことから、玉が大きく質もいいということです。
フレッシュな香りが特徴の青ユズ。皮を削り、薬味としてサイダーなどに入れるとおいしく味わえるといいます。
(安芸市のユズ農家 千光士尚史さん)
「(青ユズの魅力は)香りです。夏にユズの香りは最高です。そうめん、豆腐、カツオのたたきにのせていただくとおいしいです。青ユズを料理に使っていただきユズの香りや家族団らん、癒やしにつながれば」
収穫作業は9月まで行われ、摘み取った青ユズは東京や名古屋に出荷されるほか、認知度を上げるため、初めて中国地方にも出荷されます。