■MLB ブレーブス 12ー5 エンゼルス(日本時間3日、トゥルーイスト・パーク)

エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。7試合連続安打、今季32度目のマルチヒットをマークするなど3打数2安打1四球で打率は.304から.307に上昇した。

2位に11ゲーム差を付けて、ナ・リーグ東地区首位を独走しているブレーブス相手に1勝1敗のエンゼルス、勝ち越しをかけた大事な1戦。

打率.364、16本とデーゲームは相性の良い大谷。1回の第1打席、ブレーブス先発、Y.チリノス(29)と初対戦、カウント2-2からの2球連続で外角高めのスプリットをファウル。すると7球目、またも同じコースに同じ球種が来ると完璧に捉え、打球は上がらずライト前へのヒット、7試合連続安打をマークし打たれたチリノスはマウンドで思わず苦笑い。大谷は1塁に出塁するとブレーブスの1塁手、36本でナ・リーグのホームランキングトップのM.オルソン(29)と笑顔で会話をしていた。

0対3とリードされた4回、先頭打者で迎えた第2打席、カウント1-2と追い込まれると4球目139キロのスライダーに空振り三振。ブレーブスバッテリーは追い込んでから大谷に初めてスライダーを見せて空振り三振を奪った。

アトランタのデーゲームでグランド上の気温は約43℃に上昇、体調面も気になる所、1対9と大きくリードされた6回、無死一塁で大谷の第3打席、1球目146キロのシンカーを捉えライト前ヒット。走者を貯める打撃で今季32度目のマルチヒットでチャンスを広げると6番・E.エスコバー(34)のタイムリー3ベースなどで3点を返した。

4対11とリードされた8回の先頭で迎えた第4打席はブレーブス4人目、K.イェーツ(36)から四球。2塁に走ったが点差が開いており盗塁の記録はつかず、さらに3塁にも走り、何とか得点に結びつけようとする姿を見せた。しかし後続が続かず得点にはならなかった。

エンゼルスは先発の新戦力L.ジオリト(29)が強力ブレーブス打線につかまり3本のホームランを浴びるなど9失点。中継ぎも追加点を奪われ12失点と大事な一戦を落としてしまい連敗となった。大谷は試合後に本拠地へ戻ってマリナーズとの4連戦の初戦に先発する予定。