得点力に鉄壁守備…どの選手が出場しても変わらないクオリティー!

齋藤キャスター:
スピードが際立った宮澤選手の活躍もすごいのですが、チーム全体としても強さの理由があります

これも鮫島さんに伺いましたが、まず「ボール支配率に左右されない得点力」。ボールを持っていても、それからボールを持たれていても、また持たせていても、しっかりと得点を決めきれる。実際、予選で11点決めていますからね。

さらに「チーム全体で相手にプレッシャーを与える、連動した“鉄壁守備”」。ちょっと様子を見るところは様子を見る。でも、チームで行くと決めたところではぐっと行って、そこでしっかりと奪い切るということだそうです。

鮫島さんに伺いますと「どの選手が出場しても高いクオリティーで戦えている。相手チームは分析しづらい」ということで、調べたところ、今大会ではメンバー23人中20人が出場しています。どの選手が出てもクオリティーが変わらない戦いをしている、と。

井上貴博キャスター:
なでしこジャパンって、どこでこんなにチーム力が上がったんですか?

齋藤キャスター:
もともと日本の女子サッカーは非常に強くて、2011年でも優勝しています。そこからなかなか難しい時期もありましたが、本当にこの大会でぐっときたような印象はあります。

ホランキャスター:
このあと決勝トーナメントになると、どのチームも予選を勝ち上がっているので、相手は強くなると思います。齋藤さんもサッカーをやっていらっしゃいましたが、その中で勢いがあるチームというのは、どれだけアドバンテージがあると考えますか?

齋藤キャスター:
かなり大事だと思います。男子で見てみますと、日本はクロアチアをあれだけ苦しめましたが、あれもやはり勢いが結構大事だったのではないかなと。

そんな決勝トーナメントでは次、日本はノルウェーと8月5日に戦います。FIFAランクは12位なので日本より一つ下ですが、前回大会(2019年)では日本がベスト16だったのに対し、ベスト8まで進出している国です。

対戦成績を見てみますと、日本が6勝3敗で勝ち越していますが、どんなところがポイントになるのか?鮫島さんいわく「ノルウェーは身長が高くてフィジカルが強い。こういったところを生かしたプレースタイルなので、とにかく良いボールを上げさせないことが大事」だということです。

こういった相手とも戦ってきてはいますので、ぜひ勝ってほしいなと思います。

井上キャスター:
女子サッカーは男子以上に強豪国との体格差がある気がして、大きい選手にスピードで立ち向かう選手たちの姿が、より胸がすく、気がするんですよね。

萩谷麻衣子 弁護士:
本当ですね。あとは監督と選手の相性、関係もすごくいいんじゃないかなと思います。応援したいですね。