ごみの処分場で見つかったのは1万円札でした。青森県七戸町にあるごみの最終処分場で、ことし4月に現金約1100万円が見つかったことが2日、わかりました。この処分場では4年前にも現金が見つかっています。

七戸町にある中部上北最終処分場です。七戸町と隣接する東北町の2つの町から粗大ごみなどが収集されていますが…。

※浅水友輝記者
「あちらの建物の奥で現金が見つかったということです」

解体された家具に混じって無造作に散らばる1万円札。施設を管理している中部上北広域事業組合によりますと、2023年4月4日、作業員が建設用機械を使って家具などの粗大ごみを壊す作業をしていたところ、100万円が入った封筒を発見しました。

※中部上北環境衛生管理事務所 蛯名博幸所長
「正直どうしようという思いだった。家具の引き出しから見つかった状況ではなく(家具を)破砕したものの中から現金が見つかった」

そのあと、4月の12日には900万円、14日にも99万円分が今度はむき出しの状態でごみに混入しているのが見つかりました。その総額は1099万円。組合は、この現金を警察に届けましたが3か月たっても持ち主は現れず、7月21日に現金は組合のものとなりました。

※中部上北環境衛生管理事務所 蛯名博幸所長
「粗大ごみを捨てる際は、引き出しやいろいろな場所をいま一度確認していただいて、ごみを搬入してほしい」

現金の使い道について組合は、今後、検討していくとしています。この処分場では、4年前の7月にも現金459万円が見つかっています。