■MLB ブレーブス 5ー1 エンゼルス(日本時間2日、トゥルーイスト・パーク)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。6試合連続となる内野安打をマーク、今季13個目の盗塁も成功させた。大谷は4打数1安打1盗塁、打率は.304となった。
トレード期間が終了し、大谷の正式残留が決まった。3試合連続、両リーグ最多の13個の申告敬遠を受けている大谷、この日はリーグトップタイの11勝を挙げ、奪三振は199個で単独トップのブレーブス先発のS.ストライダー(24)と初対戦。
1回、無死二塁の第1打席、速いストレートが持ち味のストライダーに対し大谷は、1球目外角高め157キロにストレートを空振り。カウント0-2と追い込まれると外角低めのチェンジアップに空振り三振。ストライダーは大谷から今季200奪三振、メジャー史上5人目となる新人からの2年連続の200奪三振をマークした。
3回の第2打席、1球目159キロのストレートを見逃し、カウント1-1から3球目143キロのチェンジアップ、4球目159キロのストレートをファウル。緩急についていった。そして7球目、小さく沈む140キロのスライダーに空振り三振、今季サイヤング賞有力の好投手に初対戦ではなかなかアジャスト出来ない。
1対2と1点を追う6回、先頭打者での第3打席、157キロのストレートを詰まりながらショート強襲の内野安打。パワー対パワーで大谷は6試合連続安打をマーク。1塁ベース上でしびれた手を振って痛みを堪えていた。後続が倒れ2死となると5番・H.レンフロー(31)の打席で今季13個目の盗塁に成功。得点圏に塁を進めたがレンフローは三振に倒れた。
1対5とリードされた8回の第4打席、カウント2-1から内角高め、顔面近くに156キロのストレート、大谷も大きな声を出し、体をのけ反って避けた。厳しい攻めで最後は内角低めのストレートにファーストゴロに終わった。
エンゼルスはストライダーの前に9三振、ダブルプレー崩れでの1得点のみ、投手陣はメジャー屈指の攻撃力を誇るブレーブス打線に3本塁打を浴び、連勝は2でストップした。