日比キャスター:
捜査が進められていく中でポイントとなっていくのが、役割についてです。事件当日の動きとして防犯カメラの映像によると、父親の修容疑者が、娘の瑠奈容疑者を車で送迎していた動きが見られています。

そして、事件前の様子ですが、瑠奈容疑者と修容疑者は、自宅近くの量販店で、のこぎりやナイフ、金髪のウィッグなどを購入していた動きも見られています。

元埼玉県警の佐々木さんによると、焦点となるのは「誰か主導している人物がいたのか」という点です。

ホラン千秋キャスター:
家族内部の話となると、その実情をしっかりと把握するのは、難しくなってこないのでしょうか。

佐々木成三さん:
今回は、死体遺棄、死体損壊、そして死体領得という事件を立件しています。
「死体領得」とは、犯行の計画の段階で、「頭部を自宅に持ち帰る」「自分のものにする」ことを3人で共謀していたことを立件しています。この「主導」というのが、頭部を自宅に持ち帰り浴室に保管していたということ。これは、3人が共感する犯罪ではないと思います。となると、頭部を持ち帰ることを誰かが主導した上で、服従関係もあったのではないかと推測できると思います。

ホランキャスター:
そういった関係性の中で、計画の中に説得して巻き込んでいたということですか。

佐々木成三さん:
従わざるを得なかった状態の中で、頭部を浴室に保管することを、3人で共謀していたことも考えられると思います。

ホランキャスター:
まだ分からないことが多いわけですが、分かっているのが、「一家で逮捕」となったわけですが、この家族の状況をどのように感じていますか?

IT企業役員 お笑いタレント 厚切りジェイソンさん:
本当に分からないことが多すぎるから、いろいろ想像してしまいます。憶測で「もしかしたらこれだったら、こういうことをやったんじゃないかな」と自分にも置き換えてしまいます。例えば、娘にこういう電話が入ってきたらどうするのかとか。でも想像しかできないし、本当に何も分からないから、意見を言うのも、無責任に近いと思います。