そもそも“ひょう”はなぜ起こる?

そもそも、“なぜひょうが起こるのか”。まず、雨がどのようにしてできるのか、から見ていきます。

雨雲の中には、氷の粒があります。この氷の粒が気流によって上がったり下がったりしています。
この氷の粒が落下して「溶けた場合=雨」となって降る。これが雨のメカニズムです。

そこから、ひょうを考えていきます。雨雲が発達していくと氷の粒というのが大きくなっていきます。大きくなった氷の粒が一気に降る。これらが「雨で降った場合=ゲリラ豪雨」「氷で降った場合=ひょう」になる、と。

広瀬 気象予報士:
いま雲の高さは大体12~13kmぐらいありますが、もう5000m~6000mぐらいでマイナス6℃、雲の半分ぐらいが氷でできています。強い上昇気流が発生して、どんどんひょうが大きくなって溶けきらずに落ちてる。
大体5センチぐらいのひょうが落ちるスピードが時速120キロぐらい。野球のピッチャーが投げる球ぐらいの速さでひょうが落ちてきてしまうので、それが当たると怪我をしてしまう、というわけなんですよね。

ひょうや雷が発生したら“突風”にも注意!

齋藤キャスター:
ひょうとセットになるのが雷ですが、「発雷確率」というものを8月1日と2日で比較をしていきますと2日も1日ほどではないですが、少し注意が必要ですか。

広瀬 気象予報士:
2日も山沿い中心に天気の急変がありそうです。ひょうや、雷の際は竜巻などの激しい突風も起こりやすいので、そういった情報が発表され、外が暗くなっていたら、できるだけ建物の中で過ごすようにしてください。

ホランキャスター:
本当にゲリラ豪雨と呼ばれるものがいつ来るかわからないので、降っていないときに対策したいですよね。

日比麻音子キャスター:
空をよく見ておく、そして何かあったときどういった行動すればいいのか、やはり「避難をする」というのは大事な判断ですね。

広瀬 気象予報士:
とにかく「外に出ない」というのが重要になるかと思いますので、こまめに最新情報を確認するようにお願いします。