8日開幕する春の高校野球東北大会に向けた岩手第1代表・花巻東の調整の模様です。5日は花巻球場で東京の名門・早稲田実業と練習試合を行いました。

 ダブルヘッダーで行われた早稲田実業との練習試合。先制したのは花巻東高校でした。初回1アウト3塁でバッターボックスには2年生の3番・佐々木麟太郎。フルカウントからの6球目をレフト線にはじき返し1点を先制します。
 5回ウラはには2アウト2塁の場面で4番・キャプテンの田代旭。初球を見逃さず振り抜いた打球はライト方向のフェンスを超えるホームラン。点差を3点に広げます。
 このあと花巻東は5番・小澤修、6番・千葉柚樹、7番・菊池敏生の3者連続安打などで4点を追加し、8回コールド、7対0で勝利しました。
 続けて行われた2試合目。3点を追う4回、打席には佐々木。高校通算69号となるソロホームランが飛び出しました。

(花巻東 佐々木麟太郎選手)
「まだ満足ができるバッティングができていない。調子も上がっていない。これから大会も近いので何とか少しでも調子を上げていければ良いと思う」
(花巻東 田代旭主将)
「(東北大会は)春の県大会のようにはいかないと思っている。各地区の強豪校と対戦する中で、夏の大会に向けて成長していけるような大会にできれば」

 去年秋の東北大会を制覇している花巻東。2季連続の東北制覇に向け調整は順調のようです。春の東北大会は8日開幕し、花巻東は9日に宮城県の東北高校と福島の光南高校の勝者と対戦します。