6月20日から先月27日までの1か月あまりで、熱中症の疑いで亡くなった人は東京23区で73人いたことがわかり、そのうちの半数以上がエアコンがあるのに使用していませんでした。

東京都心で35度以上の「猛暑日」が7月31日まで8日連続で観測されるなど危険な暑さが続くなか、東京都監察医務院によると、東京23区で、ここ1か月あまりで熱中症の疑いで亡くなった人は73人に上るということです。そのうちおよそ8割は、70代以上の男女でした。

また、9割近い65人が屋内で発見されていて、エアコンがあるのに使用していなかったケースが半数以上の39人に上っています。

去年は同じ時期に107人が亡くなっています。