広陵高校 3年 松下水音 選手

― 3人目、行きましょう。1年生のころからベンチに入ってチームを引っ張っている3年生の 松下水音 選手です。並んでみると、松下選手と真鍋選手、けっこうな身長差ですけど、どれぐらいありますか?
「23センチ」

― すごい身長差。松下選手は、1年生のころからベンチに入ってプレーしてきたと思うんですが、今までどういった心境でプレーしてきたんですか?
「自分が1年生でベンチに入らせていただいたぶん、入れない先輩方がたくさんいる中で入らせていただいていたので、その入れない先輩方の思いも背負って、チームに貢献することを意識してやってきました」

― そんな中で最高学年3年生になって意識の変化も出てきたと思います。今はどんな気持ちでプレーしていますか?
「最高学年になって責任も重くなる中で、経験させてきてもらったことを生かして、プレーの面でも、プレー以外の面でも、自分が中心となってチームを引っ張っていけるように意識してやっています」

― なるほど。松下選手といえば、お兄さんが2学年上の広陵高校OBということなんですが、決勝戦はお兄さんは来られていたんですか?
「来てくれていました」

― 甲子園が決まった後、何か2人で話は交わされましたか?
「決まった夜に電話をして、お兄ちゃんから「おめでとう」というふうに言っていただきました。「決まった瞬間に涙が出た」というふうに言ってもらいました」

― 兄弟愛ですね。そんなお兄さんの気持ちも背負って甲子園ではどんなプレーでチームを盛り上げていきたいですか?
「県大会では、チームに貢献できなかったので、甲子園では自分の持ち味をしっかり発揮して、少しでもチームに貢献できるようにがんばりたいです」

小宅世人 アナウンサー
この3人にそれぞれ夏の甲子園で全国制覇するためには「この選手のここが必要。こんなプレーが必要」という話をあらかじめ書いていただいています。

広陵高校 3年 真鍋慧 選手
― まずは真鍋選手から髙尾投手について。