7月29日(土) 広陵 3-2 広島商 ぶんちゃんしまなみ球場

新チーム発足から広島県内で負けなしの広陵と5試合中、4試合をコールドゲームで勝ち上がってきた広島商業との一戦。試合は、初回から広陵が動かします。1アウト・満塁のチャンスでキャッチャー・只石貫太(2年) 。センターへの当たりを犠牲フライとし、先制点を挙げます。

すると直後の2回、広島商業がダブルプレーの間にランナーを還し、早くも追いつきます。

3回、広陵が満塁の大チャンスを作ると、打席には再び、只石。勝負強さを発揮し、タイムリー。2点のリードを奪います。

3対2で迎えた8回、広陵の2年生エース・髙尾響 が、ギアを上げ、2つの三振を奪うと、勢いそのまま、9回もマウンドに…。2アウト・2ストライクから腕がちぎれてもいいと意気込んだ1球―。この日、10個目の三振で締めくくり、ゲームセット。広陵高校が、5年ぶりの甲子園への切符を手にしました。

広陵高校 3年 小林隼翔 主将
「3年生としても最後の大会ですし、楽しまないと損なので、しっかり、どれだけ楽しむかっていうのが自分たちの結果にもつながってくると思うので、楽しむっていう気持ちを忘れずに。夏は、広陵はまだ日本一を取っていないので、自分たちの代で、この夏で中井先生(監督)を日本一の男にしたいなというふうな思いがあります」

青山高治 キャスター
3対2と、1点差の本当に見応えのあるいいゲームでした。そんな5年ぶりに夏の甲子園出場を決めた広陵高校野球部と中継がつながっています。

広陵高校 野球部員たち
「広陵高校の友情をちょっと見せるか」「おっす」「伝わってきた。やべえ」「シュイーン、シュイーン、ストライクショット…、イエ―」

小宅世人 アナウンサー
“ナイス友情コンボ” が出ました。5年ぶりに夏の甲子園出場を決めました広陵高校野球部のグラウンドにおじゃましています。みなさん、よろしくお願いします。よろしくお願いします。

きょうは、この夏のキーマンになるであろうチームの3人にお話をうかがっていきたいと思います。エースの2年生・髙尾響 投手、よろしくお願いします。