広陵高校 2年 髙尾響 投手
― 県大会を振り返って、いかがですか?
「失点、四死球が少なかったのは一番よかったかなと思います」

― ちなみに決勝戦ではしっかりとロースコアゲーム。完投で勝利に導きましたが、決勝の広島商業戦、どう振り返りますか?
「点数を追い越されなかったのが一番よかったなと思うのと、しっかり野手陣が守ってくれたので、その期待にしっかり応えられたのがよかったかなと思います」

― エースの高尾投手といえば、2年生キャッチャーの只石選手とバッテリーを組んでいると思うんですが、只石選手からお話を聞いたところ、やっぱり高尾投手の強みは、切れのあるまっすぐという話でした。只石選手から聞いたんですけど、バッターがまっすぐを待っていても空振りしてしまうという切れらしいんですけど、その辺はやっぱり自信を持って投げてるんですか?
「そうですね。もう、まっすぐのときは『打ってみろ』という気持ちで投げています」

― 2年生になってから気持ちの変化っていうのは?
「経験しているぶん、自信もありますし、バッターに1本も打たれる気持ちもなく、しっかり腕を振って投げるように意識しています」

― なるほど。けっこう緊張されていますか、髙尾投手?
「ちょっと…」

― タレコミ情報がありまして、同級生の選手から実はちょっと甘えん坊なところもあって、全然、自分のじゃないベッドに寝転んだりしてることがあるっていう話をうかがったんですけど、それは本当なんですか?
「本当です」

― なんで自分のベッドで寝ないんですか?
「まあ、その、ほかの人の部屋に行って、ちょっと眠たかったんで、その人のベッドで寝ました」

― ちなみに髙尾選手が自分のベッドに寝ていたっていう人います? あっ、いらっしゃいますね、何人か。そういった一面もあるということで、ありがとうございます。