2024年に開催されるパリ五輪選考会マラソングランドチャンピオンシップ「MGC」が今年10月、東京で行われます。天満屋女子陸上競技部から出場する5人の選手の練習が公開され、意気込みを語りました。
1位・2位の選手が代表に内定する、パリ五輪選考会「MGC」。天満屋からは全国の女子チームの中で最多となる5人が出場します。このうち、前回のMGCで優勝し東京五輪に出場した前田穂南選手は五輪後、けがに苦しみましたが今年3月の名古屋ウィメンズで自己ベストを更新。MGC出場権をつかみ取りました。

(天満屋女子陸上競技部 前田穂南選手)「思うように練習を積めない日々が多かったんですけど、やっとしっかり走りこめる状態になってきている」
33位に終わった東京の雪辱をパリで果たす。強い思いを持っています。
(前田穂南選手)「五輪に出るために『MGC』が通過点になるので、そこでしっかり勝負して切符を勝ち取りたいと思います」
2013年入社。世界陸上での入賞経験を持つ谷本観月選手は「MGC」を自身の競技生活の集大成と位置づけています。

(天満屋女子陸上競技部 谷本観月選手)「五輪を狙えるのはこの『MGC』だけなので、最後ラストチャンスっていうところでしっかり狙って走っていきたい」
10日ほど前には、全員で「MGC」のコースを試走。大一番となるレースへの思いを一層強めたと話します。

(天満屋女子陸上競技部 渡邉桃子選手)「すごくたくさんのお客さんがいるのを試走でも想像できたし、守るものも自分はないのでしっかり戦って五輪につながるように頑張りたいです」

(松下菜摘選手)「出るからには良い状態でピークを合わせられるようにスタートラインに立つ」

(大東優奈主将)「『MGC』を経験されている先輩もいて、その中でも競っていかないといけない部分があるので、力をもらいながら合宿を乗り越えてやっていきたい」
今後は国内合宿を経て、来月下旬からアメリカのアルバカーキで高地トレーニングを行うということです。MGCは10月15日、東京で行われます。