■世界水泳選手権 競泳最終日(30日・マリンメッセ福岡A館)
女子400m個人メドレー予選に出場した成田実生(16・金町SC/淑徳巣鴨高校2年)は、4分38秒05の全体3位で午後の決勝へ進んだ。

23日の200m個人メドレーでは準決勝敗退となった初代表の成田。中6日空けて得意の400mに臨んだ。前半のバタフライと背泳ぎで4番手につけると、平泳ぎでひとつ順位をあげ、そのまま組3着でフィニッシュ。全体3位で決勝進出を決めた。レース後「全然実感が湧かないです〜」と天真爛漫な笑顔でインタビューエリアに現れると、「国際大会だけど周りを気にせずに泳げた。(3位通過は)想定外。エントリーが9位だったので、びっくりしています」と話した。

1位通過は成田と同じ組で泳いだ世界記録保持者・S.マッキントッシュ(16・カナダ)。成田とは同い年で、かねてから対決を心待ちにしていた相手だ。「初めて今大会で会って、同じ組で泳げたのでうれしかった。まだ話せていないので、頑張って話しかけたいです」と笑った。決勝に向けては「(今大会の)個人最終種目なので、いい締めくくりができる泳ぎをしたい」と意気込んだ。

また、女子4×100mメドレーリレーに出場した日本(白井璃緒・青木玲緒樹・相馬あい・池江璃花子)は、3分58秒58の8位で決勝進出。アンカーを務めた池江は「ギリギリでも今の日本チームには決勝に残ることに意味がある。絶対残りたいという気持ちはどのチームより強かった。最後はもう"神頼み"というか祈ることしかできなくて、その祈りが届いたというか自分たちの泳ぎがこういう結果に繋がった」と話した。男子4×100mメドレーリレーでも、日本(入江陵介・渡辺一平・水沼尚輝・松元克央)が3分32秒36の7位。男女共に決勝進出を決めた。