■MLB ブルージェイズ 6ー1 エンゼルス(日本時間30日、ロジャース・センター)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。今季初の1試合2申告敬遠と勝負を避けられて2打数1安打3四死球で打率は.302となった。
28日(日本時間)は左わき腹、29日は両足にふくらはぎの痙攣と心配するシーンが見られた大谷だがこの試合も先発出場した。トロントの天候の雨でロジャース・センターも閉開式のドームを閉じて、球場の気温も22度と涼しい状態。
大谷は1回の第1打席、ブルージェイズ先発、A.マノア(25)と対戦。1球目からストレート強振して、両足の心配も払拭。カウント1-2から5球目、内角にスライダーが抜けて大谷の左足にワンバウンドして当たり、大谷も大きな声を出したが小走りで痛みに耐えて苦笑いを浮かべて1塁へ。今季2個目の死球となった。
ベンチではタブレットを見ながらM.トラウト(31)と死球のシーンを見ながら会話する姿も見られた。3回の第2打席、カウント1-1から低め151キロのシンカーを完璧に捉え低い打球で右中間へ、大谷は俊足を飛ばして2ベース。両足の痙攣の影響も見せず全力疾走を見せて3試合連続の長打をマークした。
0対0の5回、1死二塁の場面で第3打席、ブルージェイズベンチは迷わず申告敬遠。トロントのファンからもブーイングが起こった。ここから1死満塁のチャンスを作ると、4番・T.ウォード(29)が顔面に死球、ピッチャーのマノアは思わず頭を抱え、塁上の大谷も頭を抱え心配そうに見守った。ウォードは立ち上がることが出来ずに救護のカートに乗せられた。けが人続出のエンゼルスにとっては大きな戦力ダウンとなってしまった。
1対2と1点を追う6回、2死一、三塁で大谷の第4打席、ブルージェイズは4人目、T.リチャーズ(30)がマウンドへ、しかし、2打席連続で申告敬遠。リーグ最多の64四球、今季初の1試合2つの申告敬遠となった。ブルージェイズベンチも走者を置いて大谷との勝負は避けた。大谷がチャンスを広げるも3番・M.モニアック(25)が見逃し三振に倒れた。
9回の第5打席は見逃し三振で大谷は今季初の1試合2申告敬遠と勝負を避けられて2打数1安打3四死球で打率は.302、エンゼルスは連敗となった。