利用者や市民から反発の声も出ていた新潟交通のバス運賃の値上げが国に認可されました。9月からの値上げが正式に決まりました。均一区間で50円の値上げとなります。

北陸信越運輸局は新潟交通の乗り合いバスの上限運賃について新潟交通の申請通りに認可したと発表。これを受け新潟交通は9月1日から運賃を改定すると発表しました。


均一区間は現在、230円の上限の中で210円に設定されていましたが50円上がり260円となります。
「初乗り運賃」は180円から190円になり「初乗り以外」は190円~680円だった運賃が、200円~760円になります。
また100円均一区間は120円となります。

新潟交通は、新型ウイルス禍による利用者の減少や燃料費の高騰などにより運賃の値上げを申請していました。

ただ、新潟市から緊急支援を受けたのに減便が続いていたことや今年3月期の連結決算で、グループ全体では黒字だったことなどから市民や利用者からは値上げに反対する声が出ていました。

新潟交通は「厳しい意見も頂いていましたが、交通網を維持し、今後も将来にわたり持続可能な輸送サービスの提供に努めてまいります」としています。