中古車販売大手・ビッグモーターによる保険金不正請求問題で、国土交通省が28日、全国の34店舗で立ち入り検査を行いました。山口県内では下関、宇部、周南の3店舗で検査が行われ、宇部店では午前9時ごろ、国土交通省の担当者とみられる2人が店舗の中に入っていきました。立ち入り検査では従業員から話を聞いたり、整備の記録を確認したりするということです。
この問題は、ビッグモーターが故意に車を傷つけるなどし、保険会社に保険金を水増し請求したことが明らかになったものです。県内で3店舗合わせて180件の事例が検証され、このうち56件で疑いがあることが分かりました。内訳は下関店で45件のうち11件、宇部店で66件のうち24件、周南店で69件のうち21件となっています。
検査で道路運送車両法に違反する行為が確認された場合、国交省は整備場ごとに認められた車検場の指定の取り消しや、事業の停止などの行政処分を検討することになります。














