新潟県内では新型コロナウイルス感染症の定点当たりの報告数が前の週と比べて1.65倍に増えました。県は帰省などで人の移動が増える時期を前に、改めて感染対策の徹底を呼び掛けています。
27日、新潟県が発表した1医療機関当たりの新型コロナウイルス感染症の患者数は県全体で12.98で、前の週と比べて1.65倍に増えました。

5類に移行して以降、定点報告数が10を超えたのは初めてです。
去年の同じ時期に急速に感染が広がった第7波と比べると上昇率は小さいものの、県は注意が必要だとしています。
【新潟県感染症対策・薬務課 昆伸二 課長】
「上昇率が上がって来ると一気にピークまで来てしまうので、ピークまで来ると外来がひっ迫するし、入院もひっ迫する可能性がある」

新潟県はこれから夏休みやお盆で帰省し、重症化リスクの高い高齢者と会う機会も増えるとして、発熱などの症状があるときは帰省や移動を控えてほしいと注意を呼び掛けています。