新潟市の新津保健所から県の動物愛護センターに搬送する際に逃げ出したがキジトラ模様のネコ1匹(オス)が、27日の朝に新津保健所の敷地内で見つかったと、新潟県が発表しました。
ネコにケガはなく、改めて愛護センターへ無事に運ばれたということです。
県によりますと、この逃げ出したネコは、26日午前に五泉市の住民からの申請を受けて引き取っていた3匹の内の1匹で、新潟県動物愛護センターへ移送される予定だったということです。3匹のネコは飼い主が1つのケージに入れた状態で保健所に引き渡されていました。
新津保健所の話では、26日の午後2時過ぎに保護センターからの委託を受けた運搬業者の移送車両に3匹のネコをケージごと積み込もうとした際に、1匹が逃げ出したということです。
この1匹については「特に元気が良い」と飼い主も話していたということですが、ケージの中で暴れた勢いで柵の溶接部分が1本壊れ、その隙間から“脱走”しました。
新津保健所では、26日の内に保健所の敷地内に捕獲器を設置するとともに周辺での捜索を続けていたところ、27日の午前8時15分頃に、捕獲器内で1匹のネコを発見しました。
担当者が26日に逃げ出した猫であることを確認した後、改めて『新潟県動物愛護センター』に搬送したということです。なお、他の2匹は、26日の内にセンターへ搬送されています。

新潟県動物愛護センターに運ばれた3匹のネコについては今後、新たな飼い主を探す手続きが取られる予定です。
新津保健所では、ケージの柵に異常がないか等の確認を職員間で徹底するとともに、移送時などの際には複数人で対応して再発を防止するとしています。
(写真提供:新潟県)