新潟や長野など4県の警察に所属する災害に対応する専門部隊が26日、新潟市で合同訓練を行い、がれきや土砂の中からどのように人を救助するかなど連携を確認しました。

厳しい暑さの中、新潟市西区で訓練を行ったのは新潟、長野、山梨、静岡の各県警に所属する大規模災害に対応する部隊「広域緊急援助隊」の隊員およそ70人です。


訓練は大地震が発生した想定で、がれきの中に取り残された人や土砂に埋まった人を救助する手順を確認しました。

新潟県警の広域緊急援助隊は21年に静岡県熱海市で発生した土石流災害にも出動していて、こうした合同訓練は連携を強化する狙いがあり、毎年行われています。

【新潟県警機動隊 八藤後順 特別救助班長】
「4県の舞台が集まって訓練する意味は、顔の見える関係を築けるというところもあるので、現場でもし一緒に活動する際は、連携してスムーズな活動に繋げていきたい」

秋には、長野県で新潟を含む10県と警視庁の広域緊急援助隊の合同訓練が予定されています。