迎えた夏の大会。
順当に勝ちあがったウエルネスは3回戦。
赤穂高校に最終回2アウトまでリードを奪われ、絶体絶命のピンチ。
しかし…。
監督から「思いっきり振れ」と指示を受けた杉浦選手が劇的なサヨナラヒットで逆転勝ちを納めます。
■中原英孝監督
「いくら年をとってもこの夏の高校野球の1つ勝つというのが大変難しいというのは肝に銘じました」
続く4回戦、準々決勝も勝ち進みチーム初のベスト4で迎えたきのう。
準決勝の相手は春の県大会王者・上田西です。
試合が動いたのは4回、ここまでチームを引っ張ってきたエースの三原田(みはらだ)選手が捕まり2点を奪われます。
追いつきたいウェルネスですが、なかなかヒットが出ません。
しかし、3点を追う最終回、ウェルネスは意地を見せ、この試合初めての連打でチャンスを作ります。
次のバッターは4番の三原田選手ですが…
センターフライに倒れ、最後まで勝利を諦めなかった教え子たちとともに、名将の最後の夏が終わりました。
■中原英孝監督
「残念ですね、手も足も出なくてきちんと相手のピッチャーに抑えられた。完敗です。きょうやっぱり勝ちたかった」
■三原田京成主将
「最後、監督に贈り物をあげたかったがあげられなくて本当に悔しいだけど3年間やってきたことは悔いはないので本当に3年間ありがとうございました」
敗戦から数時間後に行われた『ラストミーティング』
■中原英孝監督
「この3年生は県下の中でも入学から考えれば成長率は県下1番だったと言っても過言ではないが勝負というのはそんなに甘くない何を皆さんに与えているのかというともっと頑張れ、もっと自分に厳しく接しろとこの敗戦で教えてもらった/足りないから負けるんですやらなかったから負けるんですこれは勝負の掟です」
最後まで勝負の世界の厳しさをそして、人間として成長していくことの大切さを伝えた中原監督。
■中原英孝監督
「ありがとうございました。まだ笑いが出てよかったね負けても。でも本当はもっとやりたかった」