中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会は、秦剛外相を解任し、後任に前の外相の王毅政治局員を任命したと発表しました。交代の理由については明らかにしていません。

秦剛氏は先月25日のロシア外務次官との会談を最後に1か月にわたり動静が途絶えていましたが、国営の新華社通信によりますと、きょう、全人代=全国人民代表大会常務委員会全体会議が臨時に開かれ、秦剛氏を解任し、後任に前の外相の王毅氏を任命したということです。王毅氏は党の外交トップの政治局員で、外相と兼務する異例の体制となります。

交代の理由については明らかにしていません。中国で外相が途中で交代するのは異例のことです。

秦剛氏をめぐっては、香港メディアが「新型コロナに感染した」と報道したほか、台湾メディアが「香港のテレビ局のジャーナリストと不倫関係にあり、党の規律検査委員会の聴取を受けている」と報じるなど様々な憶測を呼んでいましたが、真相が明らかになることのないまま、姿を消すことになりました。