それから、このラジオ番組をテレビ化して『イントレランスの時代』という1時間のドキュメンタリー番組を作りました。僕の記者人生の後半は、この事件と密接に絡んでいます。福岡ローカルの記者なのに、神奈川で起きた事件をやっていく、不思議な展開になりました。
『イントレランスの時代』(2020年)
サイレント映画の傑作『イントレランス』をモチーフに、様々な不寛容の姿をあらわに描く。不寛容(イントレランス)は、コロナウイルスの蔓延でさらに強まっている。やまゆり園で障害者殺傷事件を起こした植松聖被告と接見してきたRKB記者は、ヘイトスピーチ、米軍基地の重圧に苦しむ沖縄への攻撃、「朝鮮人虐殺」を否定する歴史の改ざんの現場にも足を運ぶ。JNNネットワーク大賞、日本民間放送連盟賞優秀賞など受賞。
