夏の高校野球新潟大会の決勝戦が25日行われ、東京学館新潟と中越が対戦しました。これぞ高校野球!最後の最後に劇的なドラマが待っていました。

夏の日差しが照りつける中、決勝戦に進んだのは、初優勝を目指す東京学館新潟と5年ぶり12回目の優勝を狙う中越です。試合は序盤から動きます。初回、中越は3本のヒットで満塁のチャンスを作り、5番 山井のゲッツー崩れの間に先制します。

さらに中越は7番の村井の2点タイムリーツーベースなどでリードを広げます。

追いつきたい東京学館は5回、ランナー1塁で代打の鈴木がタイムリースリーベースを放ち1点を返します。続く1番佐藤、4番遠藤のヒットでついに1点差。

その後、お互いに1点を加えて迎えた最終回。ドラマが待っていました。9回の裏ツーアウト1塁、後がない東京学館。バッターボックスには途中出場の近藤。
センターへのタイムリーヒットでついに5対5の同点に追いつきます。

中越は先発からライトに移った野本が再びマウンドに戻ります。東京学館のバッターは8番、2年生の森田。2年生の意地かエースのプライドか。
その5球目でした。森田の打球は左中間へ…

圧巻の逆転劇!東京学館新潟がサヨナラで初優勝を飾りました。創部40年で初の甲子園出場です。

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夏の高校野球甲子園大会は、来月3日に抽選会が行われ、6日に開幕します。