■第105回全国高校野球選手権 栃木大会 文星芸大付6×ー5作新学院(25日 栃木県総合運動公園野球場)

文星芸大付が作新学院を9回サヨナラ勝ちで破り16年ぶり11度目の夏の甲子園出場を決めた。5ー5で迎えた9回1死から5番・黒崎翔太(3年)がレフトスタンドへ甲子園を決める決勝弾を叩き込んだ。

文星芸大付は先発・渋谷優希(3年)が強打の作新学院に対して6回途中1失点の力投、継いだ2年生・堀江正太郎が8回まで無失点も9回に5安打を集中され4点を失い同点に追い付かれていた。

文星芸大付は昨秋県大会の準々決勝、今春季県大会の決勝で作新学院に敗れており3度目の対戦でついに勝利をつかんだ。

試合は文星芸大付は1回2死三塁から4番・小林優太(3年)がセンターへタイムリーを弾き返し先制。2回にも1番・大塚和央(3年)のタイムリーで2ー0とする。

先発の左腕・渋谷は3回1死満塁のピンチを招くも3番・武藤、4番・斉藤と打ち取り無失点で切り抜ける。

打線は直後の3回に四死球から1死二・三塁の好機を作ると6番・山田匠(3年)、江田修(3年)の連続タイムリーで4ー0とリードを広げた。

先発・渋谷は5回にも2本の安打と四球で2死満塁とするも得点を与えなかった。しかし渋谷は6回に2本のツーベースを浴びて1点を失い2死を取ったところで降板。代わった堀江が後続を抑えた。

堀江は7回は3者連続空振り三振に斬って取り、8回も打者3人で退けた。8回の攻撃では1死二・三塁から梅山浩輝(3年)の犠飛で1点を加えていた。

≪文星芸大付≫
2回戦 5ー1 宇都宮短大付
3回戦 7ー1 小山西
準々決勝 3ー2 烏山
準決勝 13ー2 国学院栃木 7回コールド

栃木大会 ベスト8